海外生活をすれば英語ができるようになるというのは幻想でしょう。長年アメリカに住んでも片言の英語しか話せない人もたくさんいます。留学して英語が上手くなった人でも、留学はその後の英語上達のきっかけだったに過ぎないことが多いでしょう。たった2年の留学で英語がペラペラになるということはありえないからです。むしろ留学をきっかけに英語を磨く不断の努力を長期に亘って続けているからこそ、その後英語が上達したのでしょう。
そもそも母国語である日本語を正確に、しかも論理的に話すことができますか?どのような言語であれ、論理的な思考能力や言語運用能力を身に付けられなければ、外国語でそのような能力が身に付くことはないでしょう。母国語の力が不完全なうちに、英語の勉強に集中することはお勧めしません。お子様が帰国子女の場合、日本語か外国語のいずれか一つに集中しておかないと、すべての言語で思考力や言語運用力が中途半端なままになってしまうリスクが高いと思います。
人前で間違えて恥をかくことを恐れる性格ですか?もしそういう性格なら、外国語が上手くなることは諦めましょう。外国語が上手くなるプロセスにおいては、間違えて指摘され、さらにまた間違えて恥をかくという経験を繰り返さなければなりません。そういう経験を怖がって避けている限り、外国語が上手くなることはないでしょう。
母国語を正確に話せて、しかも恥をかくことを怖れない人には、下記のことをお勧めします。この習慣を5年間続ければ、英語が上手い人と言われるレベルに必ず到達するでしょう。海外にいるか日本にいるかは関係ないです。